2014年1月31日金曜日

糖尿病の人の歩き方 


糖尿病は、簡単にいえばエネルギーになる糖を細胞が吸収できずに、血液中に必要以上あふれている状態とも言えます。


歩くという運動は、

脂肪を燃焼させるのはもちろんですが
血中のブドウ糖も燃焼させるため、
糖尿病を防ぐのにとても効果があります。



しかし、その場合、歩く速さや時間を気にもするより、継続的に運動することが大切です。


1回に歩く時間は20分程度で構わないのですが、
毎食後などに何回も歩く時間をつくるようにした方が望ましいとされます。


時間が取れないときは2日に1度でもいいので、30分程度は必ず歩くようにするといいでしょう。


関連参照:
だから、歩くのがいい。
生活習慣病の人の歩き方


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2014年1月30日木曜日

正座の効用。 その1

近頃、正座した記憶ありますか? 

しなくなりましたよね。

生活スタイルが洋式に変わったのでめっきりありません、という方がほとんどではないでしょうか?

漢方のお医者さんである、丁宗鐵先生が『正座と日本人』という本を書いていました。

意外でしたが興味がありましたので読んでみました。


いろいろあるのですが、
そのなかで「正座の効用」に触れているところがありましたので、ちょっと抜粋しながらみていきたいと思います。

まず、正座の効用。メリットですね。

最近、膝痛になる人が増えてきた原因の一つに「正座」をしなくなったことを挙げています。



前置きはこれくらいで本題にいきます。


メリットとして、

1>集中力が高まり、精神が安定する。

正座をすると、本来は下肢に向かう血流が急激に脳に向かいます。

下肢には心臓から拍出された血液の20~25%が循環しています。

正座をすると、このうちかなりの部分が脳に回され、集中力が高まり、精神が充実します。


2>眠気が覚め、認知症を防ぐ

脳血流がよくなると、精神が充実し、眠気が覚める。

認知症で寝たきりになった高齢者に正座をしてもらうと、症状が軽くなることがしばしばある。


3>心臓、肺、横隔膜などの内臓の負担が軽くなる

正座をすると背筋が伸び、胸部の動きがよくなります。

特に胸部疾患がある人は正座をすると楽になります。

さらに発声もよくなり、とくに高音が出るようになります。


4>消化力が高まる

胃下垂で胃腸の弱い人の中には
「正座をして食べると、消化が良い感じがする」と言う人がよくいます。

正座によって内臓の血流循環が高まり、消化機能が固まると考えられる。

また、血流もよくなるので、食欲そのものが亢進すると考えられる。


5>肥満やメタボリックシンドロームを防ぐ

一日のうちに何度か正座をする人は、肥満に歯止めがかかり、体重の自己管理ができます。

( 続 く )


関連参照:
なんとなく調子がよくない 
つまらんことでしょうか 
「加齢」との付き合い方


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2014年1月29日水曜日

高脂血症の人の歩き方

体脂肪が多い人は、
血液中に含まれている脂肪の量も多いのです。

これが固まって血管の壁に張り付いてしまうと、
最悪の場合「心筋梗塞」や「脳卒中」の恐れがあります。

しかし、歩くことで体に新鮮な酸素がタップリと摂り入れられ、、おまけに有酸素運動により脂肪が消費されるため、血液がきれいになるし心肺機能も強化されて安定します。


高脂血症や血圧の高い人の場合、
ペースはゆっくり、歩幅も小さくして運動量を少なくすることが大切です。

一生懸命やりすぎて血圧が急激に上がらないように注意が必要です。

また、1日に30分程度を周に3回程度のペースで歩くなど、心臓や血管に負担をかけすぎず、連続して長い時間歩かないように注意が必要です。


関連参照
だから、歩くのがいい。 
生活習慣病の人の歩き方


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2014年1月28日火曜日

血糖値が高い、ということ

血糖値とは、血液中のブドウ糖の量のことです。

血糖値は食後に上昇するため、一日のなかでも変動しています。

より正確に調べるためには、食事の影響を受けない空腹時に測定することが大切です。

これが空腹時血糖値です。

・110mg/dl未満が正常値で、
・126mg/dl以上のときには糖尿病型と診断されます。

126mg/dl以上のときには、早期の治療が必要となってきます。

正常型と糖尿病型の間の数値は、境界型と呼ばれています。

放置していると糖尿病型に済む可能性が高いので、注意が必要です。

糖尿病型と診断された場合、再検査としてブドウ糖負荷試験を行います。

ブドウ糖溶液を飲んで2時間後の血糖値を測定する検査で、200mg/dl以上は糖尿病と診断されます。

また、血液中のグリコヘモグロビンの割合を調べるHbAr1c検査では、過去1~2ヶ月の血糖値の変動がわかります。

この数値が高いときには再検査をせずに、糖尿病の診断がつくことがあります。

また、糖尿病網膜症などの合併症の症状がでているときにも、再検査をしないで糖尿病と診断されることがあります。

この場合も放置せず、早期の治療が必要となってきます。

関連参照:
なんとなく調子がよくない
つまらんことでしょうか
「加齢」との付き合い方

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2014年1月26日日曜日

ガンをどう診断するのか---2。画像診断。ガンの知識ー17

2>画像診断

一般的なのがX線検査です。

X線検査には、、単にX線を照射する「単純X線検査」と、造影剤を飲んだり、注射したりする「造影X線検査」があります。

単純X線検査の代表は、集団検診で有名な胸部X線検査です。

骨や乳腺の検査も単純X線検査です。

造影X線検査で一番身近なのは、胃のバリウム検査でしょう。


X線検査より精密なデータを必要とする場合は、CT検査やMRI検査が行われます。

CT検査は、360度の方向からX線を照射し、コンピュータを使って体を輪切りした映像を作る検査で、普通のX線検査(1方向からだけX線を照射)では確認できないような小さなガンも撮影できます。

体の深部の臓器を検査するのに適していて、特に肺ガンなどの検査に極めて有効です。

MRI検査はCTの横断面とは異なり、縦、横、斜めと多方向からの撮影が可能で、特に脳や脊髄など骨に囲まれた部分の検査に有効とされます。

X線を使わないため被曝がない点では、より安全な検査です。

CTでもMRIでも、ガンの診断では造影剤を注射することがあります。

アレルギーのある方は、造影剤の使用に注意が必要ですから検査の際には申し出た方がよいでしょう。

このほかにも、体に超音波を当て、組織に当たり跳ね返ってくる音波をとらえて画像にする超音波検査や、放射性の医薬品を注射し、放出された放射線を特殊なカメラで撮影して画像化するシンチグラフィーなどがあります。

また、最近、注目されているのが、PET(陽電子放射断層撮影)です。

ガンの微妙な診断もできる新しい検査で、一度に全身の映像が見られるため、小さなガンばかりでなく、転移や再発の発見が可能です。

原理はガン細胞が増殖のために栄養を必要とする、という点を利用しています。

まず、静脈に放射性物質を含んだブドウ糖のようなものを注射し、しばらくして撮影を行うと、がん細胞は栄養となるブドウ糖を摂取するので、その部分が画像に濃く映るのです。

これで、ガンがどこにあり、大きさや数はどのくらいなのかを知ることができます。



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2014年1月25日土曜日

元気そうな人ほどガンになる

ガンになる人には共通する点があるようです。

以下は、長年、ガン患者を見てきたお医者さんの話です。

患者のほとんどは、体力に自信があり、徹夜もいとわないような元気な人なのです。

これまで病気などしたことがない、普段から風邪ひとつひかないような人が多いのだそうです。

ですから周りも本人も「なぜあの人が」「なぜ自分が」と驚くのです。

日頃から体力がなく、抵抗力も弱く、風邪などを引きやすいという虚弱体質な人よりも、強靭な肉体と精神力を持ち、無理が効く体質のひとの方が、意外にも実はガンになりやすいのです。

このような漢方でいうところの実証タイプの人がガンの90%を占めているのです。


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2014年1月24日金曜日

急に太った、急にやせた?

背骨の変形が原因となり、背が低くなることもあります。

特に女性は、更年期以降、骨がもろくなります。

背骨の場合、体重の重さで骨が潰れて圧迫骨折が起きます。

そのため背中が丸くなり、身長が低くなります。

若い頃と比べて2~3cm以上も背丈が縮んでいるようですと骨粗しょう症も考えられます。

健康な状態の目安は背骨が首から腰にかけて真っ直ぐであること、立ったときに左右のバランスがとれていることです。


また、急に太った、急にやせたということもよくあります。

食べる量が急に増えた場合、精神的な問題が原因の過食かもしれません。

特に食べた量が増えたわけでもないのに、体重が増加した場合はむくんでいる可能性も考えたほうがいいということになります。


逆に急に痩せた場合もあります。

食欲が低下して食事の量が減って痩せる場合はありとあらゆる病気が考えられます。

特に、胃腸などの消化器系の病気があると、食欲が失われてしまいます。

もちろん精神的な原因のこともよくあります。

食事量が減ったわけでもなく、激しい運動をしているわけでもないのに、急に痩せてきた場合は、重篤な病気により消化吸収ができなくなったり、栄養素をうまく代謝できなくなっていることが考えられます。


関連参照:
「加齢」との付き合い方
なんとなく調子がよくない


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2014年1月23日木曜日

ガンをどう診断するのか---1。腫瘍マーカー。ガンの知識ー16

1>腫瘍マーカー

ガンの診断には、体に負担のない「腫瘍マーカー」の検査や「画像診断」から始め、最終的には病巣の一部を採り、顕微鏡で最終的な判断をします。

腫瘍マーカーとは、
ガン細胞の目印になる物質の総称で「ガン細胞がつくる物質のうちで、血液、尿、便などで、その量をはかることが、ガンの診断または治療の目印として役立つもの」です。

要するにガンが作り出した物質が血流や尿の中に増えることを利用して、ガンの可能性を判断するのです。

腫瘍マーカーには、体内の特定の臓器だけで作られ、異常値が出ればすぐガンと診断できるものがあります。

PSA(前立腺ガン)やAFP(肝臓ガン)がその代表です。

しかし、ほとんどの腫瘍マーカーは複数の臓器でつくられるため、あるマーカーが高い値でもどこの病気かを決定できないのが現状です。

たとえば、、CEAやCA19-9というマーカーは胃・大腸・膵臓・肺など多くの臓器のガン細胞で作られるため、それらの数字が高くてもそれだけではどこにガンがあるかを決定できません。

逆に、同じ種類のガンでも、ある患者では腫瘍マーカーが上昇し、別の患者では正常値のままである、ということも珍しくありません。

腫瘍マーカーは便利なものではありますが、
有効ではない場合も多く、有効な場合でもほかの検査と比較しながら使う必要があります。


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2014年1月22日水曜日

爪について。体の違和感---6 

爪には 全身の情報がつまっている?

爪は健康状態を教えてくれる」と昔からいわれています。

実際、爪自体の病変のほか、皮膚病や内臓の病気などによって、爪が変化することがあります。

肺ガンや肝硬変など、重病を反映している場合もあるので注意が必要です。

ただ、俗説も多いのです。


多くは加齢のための半月の有無や色の濃淡は、健康状態とは無関係です。

足の指の場合、爪に黒い筋状の線があるときには、
ほくろのガンのこともあり、これは要注意です。

健康な爪の状態とは、表面はデコボコがないのがいい。

栄養不足や不摂生だと横筋、老化などで縦筋ができたりします。

色としては通常薄めのピンク色。変色していたら何らかの問題があると考えたほうがいい。

形状で中心が分厚く盛り上がっていたら肺の疾患が考えられます。

また反っていたら鉄欠乏のおそれがあります。

関連参照:
なんとなく調子がよくない
つまらんことでしょうか

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においのチェック。 体の違和感---5

口腔内や胃腸の障害以外でも臭うことがあります。

口臭は、歯周病などの口の中の病気だけでなく、胃腸や鼻の病気でもします。

また、肝臓、腎臓、糖尿病など、前進の病気ですることもあります。

口臭は自分で気付きにくいものです。


家庭内できちんと指摘しあうのがいいでしょう。

また、虫歯、歯周病、胃腸障害、蓄膿症で異臭がすることもあります。

アンモニア臭は肝臓病のおそれがあります。

口の臭いの健康な状態というのは、
近くで話をしていても、息のにおいが気にならない程度です。


関連参照:
「加齢」との付き合い方
なんとなく調子がよくない

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2014年1月21日火曜日

放射線の効用。 ガンの知識ー15

さて、放射線治療ですが、
なぜ2000分の1℃というわずかなエネルギーでガンが消えるのでしょうか?

それは、ガンのDNA(遺伝子の本体)が切断されるため、
ガン細胞の分裂と増殖がうまくいかなくなるからなのです。

放射線治療では、ガンに放射線を出来るだけ集中することが大事です。

仮にガン病巣部にだけかけることができ、周りの正常な細胞には放射線がまったく当たらないようにできれば、放射線を無限にかけることができ、100%ガンは治ることになります。

こうした発想はかつては机上の空論でしたが、
現在では決して夢物語ではなく現実となってきています。

しかし、現状は、放射線治療の専門医の絶対数が足りないだけでなく、この治療を支える技術者も不足しています。

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ガンと告知 された場合、まず情報をしっかり集めることが必要です。

信頼できるガン情報サイトの紹介
東京大学医学部附属病院放射線科の中川惠一准教授が紹介されている、
信頼できるガンの情報サイトは以下の通りです。是非、参照してみてください。

国立がんセンター「がん情報サービス」 
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
各種がんの解説がイラスト入りで説明されています。50音順、領域別などでも検索可能です。
癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/index.html
わかりやすい解説が特長で、がんになって最初に読む入門編としては最良のサイトです。
日本対がん協会
http://www.jcancer.jp/
がんおよびがん検診に関する啓発を目的としたサイト。
がん情報サイト
http://cancerinfo.tri-kobe.org/
アメリカの国立がん研究所が配信する最新のがん情報の日本語訳があり、
世界の標準治療が簡単にわかります。


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2014年1月20日月曜日

舌のチェック。体の違和感---4

舌は体調を崩すと白~黄色、暗褐色に変化します。

舌は体調の変化がよく反映される部分です。

歯磨きの時にチェックする習慣をつけましょう。

ポイントは色と表面の状態です。

舌の表面の舌苔と呼ばれる苔状の組織の
様子をみます。

舌の両端に不規則な形をした白くて硬い苔や斑点などがある場合、舌ガンの初期である可能性もあるので、注意が必要です。

舌がざらついていたら口内炎やビタミン欠乏症など、舌が濃い赤色のときには肝臓障害や糖尿病のおそれもあります。

表面はどうでしょう?
まずは、表面の苔状の舌苔をチェックしましょう。

白く角化しているときはカビの付着があります。

舌ガンの前兆のこともありますので注意が必要です。

色としては、青白いときは貧血、真っ赤なときは初期の糖尿病のおそれがあります。

薬の副作用で黒ずむこともあります。

舌の色はピンクから薄い赤色。

表面は舌苔は均一に整っているのが健康な状態です。

関連参照:
「加齢」との付き合い方
なんとなく調子がよくない

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2014年1月19日日曜日

放射腺治療の方法。 ガンの知識ー14

放射腺治療の方法には、

・体の外から放射腺をかける「外部放射腺治療」のほかに、
・密封した放射性同位元素(アイソトープ)を使う「小線源放射腺治療」、
・密封していない放射性同位元素を体内に投与する「内用放射腺治療」というのがあります。


・「外部放射腺治療」が圧倒的に多いのですが
・「小線源放射腺治療」は子宮頚ガンや舌ガンなど、切らずに治す主役です。
・「内用放射腺治療」は甲状腺ガンに使われます。

もっとも頻度が高い外部放射腺治療は、
ほとんどの場合「ライナック」と呼ばれる装置を使って行われています。

ライナックは、直線加速器という意味で、電子を光速近くまで加速する装置です。

加速された電子を、金属に衝突させて発するX腺を使う場合が多いのですが、電子そのものを利用することもあります。

X線は光(電磁波)の一種で、体の奥にあるガンの治療に有効です。

電子線は皮膚ガンなど、体の表面にあるガンに用いられます。

最近では重粒子腺や陽子線も用いられていますが、いずれも外部放射腺治療に属しています。

外部放射腺治療では、ただ、台の上に寝ているだけでよく、治療中も痛くも痒くもありません
1回の治療時間は約1分間です。

よく「放射腺で焼く」などという言葉がありますが、実際は身体の温度は2000分の1℃くらいしか上がらないので、何も感じないくらいです。

ライナックの治療の場合、数回から5~7週間通うことになります。

休まずに治療を継続することが大切です。多くの治療は外来通院が可能です。

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国立がんセンター「がん情報サービス」 
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
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癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/index.html
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2014年1月18日土曜日

口のチェック。体の違和感---3

 
ビタミンの欠乏や胃腸障害で症状が出ることもあります。

くちびるは全身の状態を表わし、健康度の目安になります。

紫色をしていたら、体調がかなり悪化している証拠です。


また、口の端(口角)が荒れている場合は、ビタミン不足や胃の障害などが原因であることもあるので、注意が必要です。

口角はどうなの?

口角が切れていたり、できものがあれば、ビタミン不足や胃の荒れを疑います。

色はどうなのというと、特に紫色の場合は貧血など重篤な病気の可能性があります。

状態としては、
荒れやただれは化粧品やどのアレルギーや口内炎、かぶれ、熱病のおそれも考えられます。

くちびるに赤みがあり、
血の気があること、ひび割れもなく適度に湿ってツヤがあるのが健康状態の目安です。


関連参照:
「加齢」との付き合い方
なんとなく調子がよくない
つまらんことでしょうか


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2014年1月17日金曜日

ガンには「時間稼ぎ」が必要。

ガンという病気は、研究も治療も日進月歩です。

つまり後からガンにかかった方が有利なのです。

たった半年の違いで、新しい薬や治療法、治療機器が登場するというのはよくあることです。

ですから、完治しなくてもガンにかかるまでの時間を後にずらす「時間稼ぎ」の治療が必要です。

そのため、患者の体力は温存して、全身状態をよくし、なるべくガンを成長させないということがとても重要なのです。

しかし、西洋医学的なアプローチでは、とにかくガンを縮小させることを目的としているため、強い抗がん剤や放射線治療を行い、それによって患者の体力が消耗しても仕方がない、という考え方があります。

これでは全身状態が悪化してしまい、たとえ半年もったとしても、新しい治療法を試そうにも出来ないことがよくあるのです。


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2014年1月16日木曜日

糖尿病の知識--2

太りだしたら要注意。

糖尿病は早期に見つかりにくい病気です。

会社などの健康診断では空腹時血糖しか調べていません。

この値が高くなってから発見されるのは糖尿病がかなり進行してからということになります。

空腹時血糖の値が高いということは、インスリンの基礎分泌も低下していることで、この段階になってしまうと、膵臓でインスリンを分泌する細胞はすでに1/4ぐらいが死滅しているのです。

糖尿病予備軍の人は、できるだけ早い段階でこれを発見しなければなりませんが、それには空腹時ではなく食後血糖を調べることが大事となってきます。

食後血糖は医療機関でしらべることができます。

大きな病院である必要はなく、かかりつけのお医者さんで大丈夫です。

「糖尿が心配なので、食後血糖を調べてください」

と申し出ればOKです。


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2014年1月15日水曜日

人はなぜ太るのか--2

では、脂肪はどんな風に蓄積されるのでしょうか。

これには、膵臓から分泌されるインスリンの働きが大きく関わっています。

食事などで糖質を摂ると、血液中のブドウ糖の量が増えるので、食後血糖値が上がります。

血糖値を下げる役目を担うインスリンは、
血糖値を下げよう大量に分泌され、ブドウ糖はまず筋肉で消費されます。

ところが、血液中にブドウ糖が余ってしまうと、これを体脂肪に変えるのもまたインスリンなのです。

血液中のブドウ糖の量を調節しているのです。

消化吸収された食物のうち、
糖質は100%、タンパク質は50%、脂質は約10%が、血糖に変わります。

この仕組みを逆にして、肉や魚、野菜などを主体にすれば、おいしく食べてやせることが出来るのです。

糖質が少なくなれば、インスリンの分泌も抑えられ、糖尿病予備軍へのリスクもへってきます。

インスリンは食事で摂った糖質のうち、
使われなかった分を脂質として蓄える働きをもつため、別名「肥満ホルモン」と呼ばれます。

糖質を抑える食事に変えるとこの肥満ホルモンの分泌も少なく脂質も消費され、過剰なエネルギーも消費されます。

糖質いっぱいの主食をやめて、肉や魚、豆腐や卵の量を増やしたメニューを実践していくと、体重はみるみる減少し、健康体へと変わっていくのです。

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2014年1月14日火曜日

糖尿病の知識--1

糖尿病の専門家によれば、
最近のテレビや雑誌などの健康関連の情報は実はあまりにも古すぎて、実際の糖尿病発見にあまり役にたたない、ということが指摘されています。

たとえば、
健康チェックにこんな項目が使われているようです。

・最近やたらと口が乾く
・小便の回数が増えた
・急に痩せてきた

このような症状はたしかに糖尿病にはよく見られることではあるのだそうですが、こうなるのは相当、事態が進行している重症の糖尿病の場合なのだそうです。

昔は、尿糖の検査も血糖値の検査もできませんでした。

その頃は、水ばかり飲むとか小便がやたら出る、
あるいは急に痩せるなどという症状が出て、やっと糖尿病だと気づいたのです。

これはこれは30年位前までの認識で、いまではもっと早い段階で糖尿病の有無を調べる方法が確立されているのですから、こうなるまで糖尿病に気づかないのは遅すぎるという指摘です。

ですから、こうしたチェック項目には当てはまらないから大丈夫だと考えてはいけないのです。

また糖尿病の一般的なイメージとして
「尿に糖の出る病気」だと言われることも古い先入観なのです。

たしかに尿糖の有無は糖尿病を調べるのに重要な要素ではあるのですが、
尿糖だけでは糖尿病かどうかは診断できないのです。

最新の情報では尿糖が出ていないから糖尿病予備軍ではないとは言えないそうですし、尿糖が出ているからといって糖尿病であるとは限らないようです。

結論的な言い方ですが、「糖尿病は自覚症状のない病気」なのです。

このことをしっかり認識して、
食後血糖を医療機関で調べてもらうことが、糖尿病を早目に発見する近道ということなのです。


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2014年1月13日月曜日

穀物=「主食」という幻想

主食という概念が出てきたのは、人間が農耕を始めた時からです。

穀物を主食とする生活は社会の基盤を作ってきたという意味で重要なものです。

だが、主食を穀物で摂る、摂らないといけないと、いうのはある種の錯覚からきているのです。

それどころか、人体の生理的な特質を考えて見ると、人という動物は、穀物、特にGIの高い精製炭水化物を、主な食料とするような構造になってはいません。

生物にとって、命を支えるのに不可欠な機能には、それに支障が起こった場合に備えて、それを補完するような予備があるものです。

例えば、酸素と二酸化炭素を交換する重要機関である肺は左右二つあります

血液中の要らない物を排出する腎臓もふたつあります

どちらかひとつがダメになっても
もうひとつが健在ならばそれで生命を支えられるようになっているのです。

消化器官の場合でも、その一部がダメになっても、ほかの部分がその機能を補うようになります。

そのため、胃や腸の一部を切除しても、生命活動を維持できるわけです。

また、血糖値を下げるのではなく、血糖値を上げることに関しては人体にはさまざまなシステムが備えられており、ひとつがだめになってもほかが補完するようになっています。

これは、最低限の血糖値が確保されていないと細胞が機能障害を起こすからです。

このように、人にとって不可欠な機能に関しては、
それを補完するようなシステムが用意されているのです。

ところが、血糖値を下げるものとしては、唯一、インスリンがあるだけなのです。

つまり血糖値を下げて糖質をエネルギーとして利用することに関しては、それを補完するシステムが見当たらないということなのです。

糖質代謝にはインスリンの分泌が不可欠ですが、インスリンは膵臓のランゲルハンス島という部分に存在するβ細胞のみが分泌しており、このβ細胞がだめになればほかに予備はなく、すぐに糖質代謝は破綻してしまいます。

あまり頑健なシステムでないのに、その予備もないとすれば、もともと、糖質代謝のシステムそのものが、人体にとってそれほど重要なものではなかったと考えるのが自然でしょう。

つまり、人類は700万年の歴史のほとんどにおいて糖質に頼って生きておらず、
本来は、穀物を主な食料とするような動物ではなかったということなのです。

穀物を食べることが不可欠で、ましてそれが主食という感覚は単なる先入観であり幻想に過ぎないといえるのではないでしょうか。


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2014年1月12日日曜日

人はなぜ太るのか?--1

まずは、このメカニズムを知ることから。

ひとつには、人類の食の歴史。

糖質、脂質、タンパク質の三大栄養素の中で、糖質(穀物)を主食とするようになったのは、せいぜいここ1万年ほどに過ぎないということがあります。

約400万年といわれる人類の歴史からすれば、
ごく最近の食生活の変化であるに過ぎないということが出来るのです。

つまり、糖質を摂取することに対して、人類は生理的にも備えがないのではないか。


次に、人がエネルギーを消費するメカニズムを知ることです。

エネルギーの源は、糖質、脂質、タンパク質ですが、タンパク質は体をつくるための素材となるので、主として糖質、脂質がその役目をになっています。

肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンは、必要に応じてブドウ糖に分解され、エネルギーとして取り出されます。

糖質が日常的に潤沢にあると、体はまず、
糖質から使おうとするようになって、脂質を使う回路が働きにくくなってくるのです。

それが、肥満の蓄積、肥満へとつながる構図なのです。つまり、太るのです。


逆に、糖質を減らした食生活を実行すると、
体は今度は脂質を使うように回路を組み替えてくるのです。

脂肪が消費されやすい体になるということです。

関連参照:
「加齢」との付き合い方
なんとなく調子がよくない


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2014年1月11日土曜日

放射線治療とは。 ガンの知識ー13

放射線を中心に、ガンの完治を目的に治療を行う対象としては、クビやノドのガン、食道ガン、肺ガン、乳ガン、子宮頚ガン、前立腺ガンなどがあります。

特に進行した場合には、化学療法(抗ガン剤治療やホルモン治療)を組み合せること(化学放射線療法)によって、さらに効果が増すと言われます。

一方、手術療法を主体として、手術の前や後に放射線療法を行うこともあります。

術前照射(手術の前の放射線療法)は、手術できないようなガンを手術可能にしたり、臓器を切り取る範囲を小さくして後遺症を抑える目的で行われ、頭頸部ガン(口腔ガン、咽頭ガン、喉頭ガン、鼻腔・副鼻腔ガン、唾液腺ガン、甲状腺ガン)や直腸ガンが代表的な対象です。

術後照射(手術の後の放射線療法)は、手術で取り残しがある場合や再発の予防を目的として、ほとんどのガンで行われています。

また、ガンを完治させる目的以外にも、患者のつらい症状をとるために放射腺療法を行う場合もあります。

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ガンと告知 された場合、まず情報をしっかり集めることが必要です。

信頼できるガン情報サイトの紹介
東京大学医学部附属病院放射線科の中川惠一准教授が紹介されている、
信頼できるガンの情報サイトは以下の通りです。是非、参照してみてください。

国立がんセンター「がん情報サービス」 
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
各種がんの解説がイラスト入りで説明されています。50音順、領域別などでも検索可能です。
癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/index.html
わかりやすい解説が特長で、がんになって最初に読む入門編としては最良のサイトです。
日本対がん協会
http://www.jcancer.jp/
がんおよびがん検診に関する啓発を目的としたサイト。
がん情報サイト
http://cancerinfo.tri-kobe.org/
アメリカの国立がん研究所が配信する最新のがん情報の日本語訳があり、
世界の標準治療が簡単にわかります。

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2014年1月10日金曜日

目のチェック。体の違和感---2

目は、麻痺などでまぶたが下がってしまうこともあります。

目がかすむ、視野が欠けるなど、見え方に問題がないかチェックしましょう。

結膜や角膜、まぶたなど、眼球やその周囲の組織に変化がないか、などがチェックポイントです。

目の違和感で気をつけたいのが、目そのものの病気以外に、

脳や神経の病気でも見え方などに異常が出ることがあります。

たとえば、神経の麻痺でまぶたが下がっていたり、脳卒中で視力の異常が現れたりします。


目がかすむのは老化のせいなどと、勝手に判断するのは禁物なのです。

白目の部分に充血や黄色いにごりがないか見る。

黒目のところは黒目が大きく見えたり、黒目の回りに白濁がないかチェック。

まぶたの腫れはないのか。
腫れていたら、結膜の赤みをチェック、ひかないときは腎臓病のおそれもあります。
 

結膜の色もチェックしましょう。
目を閉じて、結膜(まぶたの裏側)を確認しましょう。充血、かゆみがあればけ結膜炎、青白いときは貧血の可能性があります。


目が乾く、ということ経験ありませんか。
もっとも多いのが、OA機器を使って仕事をする人に起こる眼精疲労です。

軽症ならば、市販の目薬で対処できます。

涙が分泌されにくくなったり、目がゴロゴロして疲れやすくなったりすると、ドライアイです。
これは治療が必要です。

ドライアイは、
・加齢で涙の分泌量が減るために起こる場合もあれば、
・涙腺の異常で涙の分泌量が減ってしまうシェーグレン症候群が原因で起こったり、
・関節リュウマチや、糖尿病の合併症として起こることもあります。

中年期以降の女性に多く見られます。

ちなみに、しっかりと開き、黒目、白目ともに傷がない状態で結膜はピンク色が健康です。

関連参照:  なんとなく調子がよくない  「加齢」との付き合い方


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2014年1月9日木曜日

延命と症状緩和。ガンの知識ー12

延命と症状緩和。

ガンが完治できない場合「延命」と「症状緩和」の2つが治療の目標になります。

ガンが再発すると、多くの場合完治は難しくなります。

この意味ではガン治療は一発勝負になります。

ガンが完治しない場合でも、
できるだけ長い間、元気に過ごしたいのです。

この「延命と症状緩和は同時に行う」という点は2007年施行された「がん対策基本法」という法律の柱になっています。

ガンの再発・転移は、多くの場合、
数年以内に亡くなることを意味しますが、ここがガンの冷酷・非情なところです。

延命にばかりこだわれば、抗ガン剤で体調がわるくなったりして、
一番したいことが出来ない、人生の総仕上げが出来ないということになりかねないのです。

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ガンと告知されたりした場合、まず情報をしっかり集めることが必要です。


信頼できるガン情報サイトの紹介
東京大学医学部附属病院放射線科の中川惠一准教授が紹介されている、
信頼できるガンの情報サイトは以下の通りです。是非、参照してみてください。

国立がんセンター「がん情報サービス」 
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
各種がんの解説がイラスト入りで説明されています。50音順、領域別などでも検索可能です。
癌研有明病院「がん・医療サポートに関するご相談」
http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/cancer/index.html
わかりやすい解説が特長で、がんになって最初に読む入門編としては最良のサイトです。
日本対がん協会
http://www.jcancer.jp/
がんおよびがん検診に関する啓発を目的としたサイト。
がん情報サイト
http://cancerinfo.tri-kobe.org/
アメリカの国立がん研究所が配信する最新のがん情報の日本語訳があり、
世界の標準治療が簡単にわかります。

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2014年1月8日水曜日

顔から読む。体の違和感---1。

顔は、体調の変化をもっとも読み取りやすい部位です。

なかでも、顔色の変化は、家族ならいち早く気づくはずです。

女性の場合、化粧を落とした素顔をチェックできるのも家族ならではのことです。

表情にとぼしいときは、うつや神経症など心が原因です。

筋肉のこわばりがあるときはパーキンソン病(脳の障害)や強皮症(膠原病の一種)などがあります。

起床後2~3時間たってもむくんでいるときは腎臓、心臓、肝臓などの病気のおそれがあります。はれぼったく表情に乏しい時は粘液水腫(甲状腺の病気)の可能性があります。

できものなどがあるか。紅斑や水疱、しみがないかチェックしましょう。
口や鼻の周りが腫れていたら、その内側にできものがあることが多いです。

全体の色はどうでしょう。赤~土気色、黄色、青白い大別されます。
発熱で赤みがさすが、強すぎると赤身のときは内臓の疾患のこともあります。

麻痺がないか?
顔の片側がゆがむ、めが閉じられない、額にしわがよらない。

顔の筋肉がひきつりや「笑い顔」のときには顔面神経麻痺、まれに破傷風や狂犬病などの感染症の恐れもあります。

血の気があり、ピンクがかっている。目に光があり、はつらつとしていること、むくみや吹き出物などもない状態が健康である目安です。

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2014年1月7日火曜日

肉と魚が高齢者の知的な活動を支える

栄養素で重要なのが、肉や魚、豆類などに含まれるタンパク質です。

血液に含まれるタンパク質の約6割を占めているのが「アルブミン」というタンパク質です。

血液中のアルブミン量は、生命維持に欠かせない重要な働きをしています。

これまでの多くの老人の研究からアルブミン量が高く維持されている人ほど、長生きであることがわかっています。

また、知的な興味や探求、創作などの活動も高くなることが確かめられています。

アルブミンの元になるのは、肉や魚、卵などの動物性タンパク質です。
粗食やあっさりした食事ではありません。

アルブミンが低下すると、
体の抵抗力が失われ、さまざまな病気を引き起こしてしまう可能性がどうしても高くなるのです。

なお、かつて、日本で脳溢血が多かったのは、
肉類をあまり食べなかったことが原因のひとつだといわれています。


関連参考: 血清アルブミン値を上げるには

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