2014年9月30日火曜日

ウンチのこと-1

便の状態で免疫力がわかる?!

いきなりですが、今日はどんな便でしたか?


目をそらさず、流す前に一度、便の状態をチェックする習慣をつけたいものです。


自分の便の状態は腸の状態を表し、免疫の状態を物語っているのです。


いい便なら、腸は健康です。


良くない便だと、腸は不健康なのです。

毎日きちんと食べているなら通常毎日便通があるのが普通です。


まず、あなたの便の状態をチェックしてみてください。

□ 1日一回以上スムーズな排便がある。
 違う場合→ 便秘も下痢も腸内環境が悪い

□ 便が黄色っぽい。
 違う場合→ 黒っぽい便は肉類、脂肪分の摂りすぎ

□ 便がバナナくらいの太さ。
 違う場合→ コロコロ便は腸の働きが悪く、良い脂肪が不足している

□ 便が臭わない。
 違う場合→ 極端に臭い便はタンパク質の摂りすぎで、腸内腐敗が進んでいる証拠

□ 便が浮く。
 違う場合→ 沈む便は腐敗しており、タンパク質過剰で腸内腐敗が強い

□ おなかが張らない。
 違う場合→ おなかが張るのは炭水化物の消化不良で、異常発酵しているせい

□ おならが臭くない。
 違う場合→ 臭いおならは、脂肪やタンパク質の摂りすぎで、腸内悪玉菌が多い



関連参照:
サプリメントとの付き合い方
中高年からの筋肉作り   
「加齢」との付き合い方
つまらんことでしょうか



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2014年9月28日日曜日

夜食の心得  


夜食は、基本的には避けたほうがいい習慣です。

寝る前に食べるとエネルギーが消費されにくいため、肥満を招くもとになるのです。


また、血圧や血糖値、コレステロール値、中性脂肪値なども上昇しやすく、コントロールが難しくなるのです。


睡眠中は、自律神経の働きによって胃腸の消化・吸収の活動が低下するため、夜、遅い時間や寝る前の食事は、消化が悪く胃もたれや胸焼けを起こしやすくなります。



それでも食べてしまうことがあるかもしれません。

夜食をえらぶポイントは、消化が良いものを選ぶ ことです。

たとえば、夕食を摂ってないで、空腹の場合は、お茶漬けやうどんなど満腹感が得やすい炭水化物を選びましょう。


ただしすぐ寝る場合は量は控えめに。

ラーメンは脂質が多いので避けましょう。

野菜をとるなら、大根おろしやとろろがおすすめなのですが。




あとは寝るだけというとき:

低エネルギーで、消化のよいおかゆや雑炊、うどんなどがおすすめです。
ただし、もう寝るだけなので、少量にとどめるようにしましょう。

また、スープやホットミルクなどで体を温めると、血行が促進され、寝付きがよくなります。



お酒を飲んだ後は:

飲酒によって肝臓に負担をかけているので、
肝細胞の修復を促すタンパク質を多く含み、低脂肪のものが良い。

 湯豆腐や冷ややっこ、納豆、卵、豆乳などがおすすめ。
 空腹時は、卵入りの雑炊やうどんなど。



関連参照:
サプリメントとの付き合い方
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2014年9月26日金曜日

肥満をつくるホルモン「インスリン」

人間の生命活動には、ブドウ糖が不可欠です。

そのため体は、血糖値を上げる「グルカゴン」「アドレナリン」「コルチゾール」「成長ホルモン」など、複数のホルモンを備えています。

しかし、ブドウ糖を体内に取り込む(血糖値を下げる)ホルモンは、「インスリン」しかありません。


インスリンは肝臓のラングルハンス島という部位のβ細胞から、つねに少量分泌(基礎分泌)されています。

食事で炭水化物をとって血糖値が上がると、インスリンは追加分泌され、血糖値を下げるように働きます。

しかし、それでもブドウ糖が余ると、脂肪細胞内に中性脂肪として蓄えられます。

そして、脂肪細胞に中性脂肪がどれだけ蓄積されるか、ここに大きくかかわっているのもインスリンです。

ブドウ糖から脂肪がつくられるとは不思議でしょうが、人間の体はさまざまなメカニズムにより、エネルギーを蓄えるようになっているのです。


ブドウ糖から脂肪ができるのは、次のようなプロセスです。

まず、口から収り入れられた炭水化物は、胃や小腸で消化・吸収され、ブドウ糖として体内に取り込まれ、肝臓や筋肉内に蓄積されます。

そして、余ったブドウ糖は、アセチルCoAなどの脂肪酸合成酵素や、脂肪酸合成系回路の働きにより、遊離脂肪酸に変わり、最終的に中性脂肪として肝臓や脂肪細胞に蓄えられます。

この脂肪合成を促進しているのが、インスリンです。


したがって、インスリンの分泌量が多ければ多いほど、糖質をとればとるほど体に蓄積する脂肪が多くなるのです。

このように説明すると、インスリンは脂肪を溜め込む悪玉ホルモンに見えますが、インスリンが脂肪を溜め込むのは飢餓に備えるためなのです。

太るのは、糖質のとりすぎやカロリー過多が原因であり、インスリンの責任ではありません。

それより、インスリンは糖代謝、抗糖尿病、抗メタボリックシンドロームには不可欠であり、骨格筋におけるたんぱく質の合成や、肝臓の糖新生の抑制といった体の多くの生理機能に関与する重要なホルモンだと理解してください。

一方、脂肪を分解するのはアドレナリンや、その前駆体のノルアドレナリンという神経伝達物質で副腎髄質から分泌され、交感神経を刺激して、体のエネルギー代謝や脂肪分解効率を高めるホルモンです。

たとえば、起床後の空腹時には、体を活動的にするためにアドレナリンがどんどん分泌されて、交感神経が活発に働きます。


すると、脂肪が分解され、起床後のエネルギーを補います。

つまり、摂食時にはインスリンが脂肪を溜め込み、絶食時にはアドレナリンが脂肪を分解して活動干不ルギーを合成するというわけです。

これも人間が獲得したひとつの「飢餓対応システム」なのです。



関連参照:
サプリメントとの付き合い方
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2014年9月24日水曜日

椅子ゆる体操

オフィスでの仕事の合間やちょっとした待ち時間に、座ったまま出来る体操があります。

「椅子ゆる」などと称されていますが、脳の活性化の効果があります。


椅子に座った状態で行います。


・まず、「気持ちよく、気持ちよく」と自分に言い聞かせるように声に出して、両手と両手首を左右交互に優しくさすります

・次に、手の位置をウエストより下げ、「ぶらぶら」と言いながら、腕の力を抜いて手首を振ります


左右両方やります。

時間としては1分くらいです。


ポイントは「気持ちよく、気持ちよく」と声に出すこと

また、力を抜くこと。緊張がほぐれます。


これは、心理的不快度・快適度の実験でも証明されています。


こんなことで効果あるの?

と思われるかもしれません。


脳の活性化の効果があります。

また、肩こりやイライラの解消にもなります

ほかにも、寝ながらする「寝ゆる」というのもあります。


関連参照:
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2014年9月22日月曜日

間食の知識

間食=悪いこと、と思っていませんか?

ここでは間食のメリットを考えることにしました。

たしかに食事以外に甘いお菓子を食べたり、
テレビを見ながらだらだらと間食をすることはよくありません。


間食でおなかがいっぱいになると、規則正しい時間に食事がとれなくなったり、食事を抜いたりして栄養のバランスが乱れるなど悪影響を及ぼします。

なかでも、血糖値の高めの人は、間食をすると血糖値が下がらないまま、つぎの食事でさらに上昇する、ということになります。


では、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

 間食にメリットなんてあるの? と思われる人にメリットを紹介してみます。


・食事の食べ過ぎの防止
 食事が摂れなかったときや食事の間隔があきすぎて強い空腹感があるときは、少量の間食を摂ることで空腹感を鎮めておくと、食べ過ぎを防ぎます。

オススメの間食:果物、乳製品など


・減量がしやすくなる
減量中は、食事制限のため空腹感が強く、ストレスになり、逆に「どか食い」などをしがちです。
 少量の間食で空腹を解消すると、食事制限を守りやすくなります。

オススメの間食:寒天、ところてんなど


・不足しがちな栄養がおぎなえる
 ビタミン、カルシウム、食物繊維など不足しがちな栄養成分を間食によって補給することができます。



関連参照:
中高年からの筋肉作り   
「加齢」との付き合い方
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2014年9月20日土曜日

足首、足の指を鍛えて転倒を防ぐ 

立つ、歩くといった基本的な動作で重要な役割を果たしているのが、足首と足の指です。

高齢者は足首を支える筋肉が不安だと、捻挫しやすくなります。

また、足の指は踏ん張ったり、バランスをとる時に強い力が加わるため、足の指が弱ると踏ん張りが効きません。つまずいたり、転んだりしやすくなります。

 転倒すれば寝たきりになりかねません。



 転倒予防には、足首と足の指も鍛えておく必要があります。簡単な方法があります。


足首を強くする方法
・壁などに片手をついてで構いませんが、片足で立ちバランスをとります。

・つま先立ちしてみてください。その状態で7秒キープします。

・左右交互に3回づつ毎日行います。


足の指を強くする方法
・足の指をグーチョキパーのグーの形(5本重なる閉じた形)にしてつま先立ちします。
 <これかなりむずかしいですよ。高齢者には無理です。>

・これを7秒間キープする。左右交互に行う。

 同じように今度はパーの形(親指とほかの4本の指の間を開いて)にして
 ・つま先立ちを7秒間。左右交互に3回づつ毎日行います。

これだけです。


毎日続ければ足・足首が鍛えられます。



関連参照:
転ばぬように、歩き続ける方法
中高年からの筋肉作り  
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2014年9月18日木曜日

めまい・耳鳴りがする

めまいには、ぐるぐるまわっているように感じる回転性とふわふわ浮いているように感じる浮動性があります。

 原因のほとんどは平衡感覚をつかさどる耳と脳の問題で、内耳に問題があると、耳鳴りを伴うことがあります。


 中年期の男性では、発作性高血圧症
 女性では貧血更年期障害でもめまいが生じます。


 緊急度の高いのは、手足のしびれや燕下困難(つばなどが飲み込めない)などを伴う場合で、脳梗塞や脳腫瘍などが考えられ危険です。

ぐるぐるまわるめまいで耳鳴りを伴う場合は、メニエール病です。


 内耳の三半規管のリンパ液がストレスや疲労によって増え、20分から半日めまいが続きます。

 耳鳴りを伴わず、頭を動かしたときにめまいが起こるのは良性発作性頭位めまい症です。

 加齢や女性ホルモンの影響で平衡感覚をつかさどる内耳の耳石が剥がれ落ちるためだといわれています。

これは中年期の女性に多く、2分程度のめまいを繰り返します。

ですが、だいたい3ヶ月から数ヶ月で自然に治りますが、
 心配であれば、内科や耳鼻咽喉科を受診したほうがいいでしょう。


また、前庭神経炎というのがあります。

 風邪をひいた後などに激しい回転性のめまいが起こります。

 三半規管と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こるために発症し、耳鳴りはありません。


 逆に耳鳴りや難聴だけが起こるのは突発性難聴です。

 聞こえをつかさどる蝸牛神経に及ぶとめまいを伴います。

ほかに、自律神経失調症、低血圧が引き起こす起立性低血圧症、心因性のめまい、小脳梗塞など、さまざまな病気・症状があります。

めまいのきっかけ、頻度、強さなどを把握して、めまいが残っているうちに耳鼻咽喉科などを受診するのが良いでしょう。


関連参照:
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2014年9月16日火曜日

動悸がする


動悸は胸がドキドキする、などと表現されますが、普段は意識しない心臓の動きを違和感として捉えることを指しています。


原因としては、呼吸器の問題や脈の乱れからホルモンの異常、貧血、低血糖までさまざまです。

とくに危険度が高いのほ、脈拍が完全に乱れてしまったり、胸痛や息切れ、めまいを伴う時です。

心房細動などの不整脈は、脈拍が1分間に200まで上昇します。

放置すると心不全や脳梗塞を引き起こします。



逆に、脈拍が1分間に30~40回まで低下する徐脈性不整脈では、めまいや息切れが起こり失神してしまうことがあります。

不整脈や心臓病は、中年期以降の男性に急増します。


異常を感じたら必ず循環器科の検査をうけるようにしましょう。

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2014年9月14日日曜日

ピマ・インディアンと肥満遺伝子

肥満の遺伝子が発見されたのは1994年です。

結論から言いますと、この遺伝子があるから、太るというのではありません。

肥満は遺伝子的要因より、現実的な生活習慣に起因しているのです。

このことは、アメリカのアリゾナ州に居住するピマ・インディアンが顕著に示しているのです。



彼らは、現在世界で一番太っている民族として知られています。人口の50%が2型糖尿病、成人の90%が高度肥満なのです。


では、なぜこのようになったのでしょうか?

実は彼らの50%は肥満遺伝子をもっています。元々太りやすい体質をもっているのですが、
1900年代初頭はむしろ痩身で糖尿病などほとんど発症しない民族でした。


それが、西部に移住した白人たちに押し出される形で、1970年代までに濃厚や狩猟といった彼らの伝統的な生活様式は破綻してしまったのです。

それで、アメリカ政府から食物供与などの手厚い保護を受けざるを得なくなってしまいました。


その結果、貧困は免れたのですが、アメリカ型の生活や食習慣を享受したおかげでわずか数十年で2型糖尿病や高度の肥満が増加したのです。



一方、アメリカのピマ・インディアンと同族で、共通の遺伝的な要因をもつピマ・インディアンが
メキシコに住んでいます。

彼らは、現在も農業と酪農などの肉体労働を続け、肥満とは無縁の生活を続けています。

この事実は、肥満遺伝子を受け継いでいても、従来の食生活や肉体労働を持続していれば、肥満にならないということを示し、高脂肪食や運動不足などの環境因子が加わることで肥満は発症する、ということを明示しているのです。



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2014年9月12日金曜日

正座の方法

正座を幼児教育のひとつとして考えることもできます。


小児期から短時間でも正座する習慣を身につけていると、膝の柔軟性が高まり、一生役立ちます。


板の間の上はもちろんじかに正座することは避けて、出来たら座布団を敷いて、その上で行い、厚手の靴下や足袋など履いて行えばなお良いでしょう。


正座をしたら短時間でも姿勢全体に気を配ってください。

できれば鏡の前で正座して姿勢を確認してください。


まず、腰をしっかり据え、顔を正面に向け、首を真っ直ぐに伸ばします。

 同時に肩と胸を楽にし、手には力を入れず、肘を軽く上げる感じにします。


 時間は、足がしびれる前にやめることです。

 我慢大会に出ているわけでもないので無理をする必要はありません。

 1、2分から5分程度の正座を1日に4~5回行うくらいで、エキササイズとしての正座は十分です。


 正座のあとも、準備運動と同じメニューの運動をすれば完璧です。

 正座は出来るだけ、朝方、午前中がよい。

 夜にすると交感神経が高ぶって寝つきが悪くなることがあります。



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2014年9月10日水曜日

微熱が続く 


37.2度程度の状態は、風邪の初期症状のことが多く、だるさや体の重さを感じます。

市販の風邪薬でなおれば問題はありませんが、
1週間以上続く場合は、風邪以外で、体内で炎症を起こしている可能性があります。

 高齢者の場合、微熱が長引くときは肺結核を起こしていることもあります。


 冬場は特に注意が必要です。


また、胃や肺、肝臓、膵臓、腎臓などのガンは症状が出にくいため、
長く続く微熱やだるさを訴えて発見されることが少なくありません。

とくに、白血病の場合は、同時に出血や貧血などが現れることもあります。


更年期の女性の場合は、
関節痛などが見られ、かつ、風邪でもない場合は膠原病の可能性があります。

関節リウマチなども膠原病のひとつです。

さらに、腰痛を伴う場合には慢性腎盂炎も疑われます。

また、首が腫れたり、目が突き出たり、動悸がしたら、甲状腺機能亢進症のおそれもあります。


関連参照:
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2014年9月8日月曜日

無精子症の話

男性の不妊症は、まれなことではありませんが、
精液検査をして射出精液中に精子が一匹も見あたらないことがあります。

これを一般的に「無精子症」といいます。


また、精巣でつくられていても
射出された精液中に精子が見あたらなければ、
これまた、無精子症と診断されます。


しかし無精子症はイコール精子ができていないということではありません。

精巣では精子が正常に形成されているのに、精巣上体や精管などの異常で、精子が射出精子の中に出てこないのです。

これを「閉塞性無精子症」といいます。


また、精巣の異常である場合は「非閉塞性無精子症」と呼びます。


 一口に無精子症といってもその治療法はずいぶんと異なるようです。


また、無精子症であっても精子は、いるのです。



関連参照:
男性不妊の問題
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2014年9月6日土曜日

待機療法をとる。前立腺ガン 

前立腺ガンは、血液中にある前立腺に特異なタンパク質を見るクリーニング検査(PSA検査)の普及で、ごく早期のガンも発見されるようになりました。



ほかのガンであれば、初期でもガン細胞が発見されれば手術による切除や放射線治療などを第一に考えるのですが、前立腺ガンの場合は、悪性度が低いと判断されると、すぐに治療を行わずに様子を見ることがあります。




ですから、「治療しないガン」「待機療法をとるガン」などと呼ばれることがあります。




前立腺ガンは一般的に進行が遅く、ガンが進行・転移して命に関わるまでには長い年月がかかることから、ガンの分裂・増殖スピードに相関性のあるPSAの検査値の増加を定期的に確認した上で、進行が遅いと判断できれば、治療をせずにしばらく様子を見るのです。



生活の質が低下することが少なくないガン治療には「治療による障害や副作用」がつきまとうことがあることなどからこうした処置をとることがあるようです。


ただ、もちろん「前立腺ガンを治療しない」という選択には「ごく早期・PSA値が低い・組織の悪性度が低い」ことが前提です。



今後さらに早期発見が定着すれば「ガンと共存しながら生き終える人」が増えていくことでしょう。



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2014年9月4日木曜日

デスクワークが長いと前立腺ガンになりやすい?

日本人の部位別ガン患者数が増加の一途をたどっているのは
前立腺ガンです。


興味深い研究の結果があります。



スウエーデン・カロリンスカ研究所の発表では、

 「働き盛りの時期にデスクワーク中心の仕事をする男性は、体をよく動かす仕事より前立腺ガンのリスクが約3割アップする」

というのです。



45歳~79歳までの4万5千人を超える男性を追跡調査した結果、30~50歳代の成人期を通じて仕事や余暇活動で体をよく動かすと、前立腺ガンのリスクの低下が見られました。



一生のうちで総合的な身体活動レベルが高い男性ほどリスクは低く、勤務時間の大半を
座って過ごす仕事は、非常に活動的に身体を動かす仕事よりも、前立腺ガン発症のリスクが3割近くアップします。


特に事務職のように就業時間のほとんどを座る男性は、就業時間の半分だけ座る男性より、リスクは約1.2割増加しています。


同時に、毎日30分以上のウオーキングやサイクリングを取り入れると、前立腺ガンのリスクは下がります。



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2014年9月2日火曜日

痛風。予防にはプリン体を避けるより水分補給  

ビールを飲むと痛風になる、というのは本当なのだろうか?

痛風は「高尿酸血症」が続くと発症します。

尿酸が体内でつくられすぎたり、体外にうまく排出されなくなったりして血液中の尿酸の濃度が高くなることで起こる症例です。


その痛みは半端なものではなく、痛風にかかった人でないとその痛さは理解することはできません。

痛風はプリン体を多く含む料理をたべることによって発症しやすいといわれています。 

プリン体が体の中の化学反応で尿酸に変わってしまうのです。


事実プリン体を多く含むといわれる食材には脂肪分が多いものがほとんどです。

たとえば、肉料理、レバー。魚介類のなかにも、イクラ、エビ、カニなど。


なんだか高級な食材が多いように思えるあたりが贅沢病と言われる所以でしょうか。

しかし、問題なのは摂りすぎることで、プリン体が多いから食べないというのも現実的ではないでしょう。

また、ビールだけ飲んで生きているという人もいません。

全体のプリン体の量を減らすのも心がけたいのですが、実際には痛風の予防にはプリン体を避けるよりも、水分補給をしっかりする方が効果的だと言われています。

水分を充分補給することによって尿をたくさんつくり、その尿と一緒に尿酸を排出することを心がけた方が大切なのです。


関連参照:
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