2017年6月30日金曜日

「足を組む」クセのある人は-1

イスに座ると「足を組むのが癖」になっているという人が多いようです。

実は、足を組むには、理由がちゃんとあるのです。

私たちは、「脊椎」と「座骨」によって座るバランスをとっています。

ところが、ほとんどのイスは、座る人の座高、脚の長さ、お尻の大きさといった、さまざまな条件に合うようにはつくられていません。

そのため、体の重心を調整しながら足を組んで座るバランスをとっているのです。
 
たとえば、前かがみの体勢で浅めにイスに座ると、脊椎の腰にあたる所は後方に曲がってしまい、重心が後ろの方へ行ってしまいます。

そこで、前の方へ重心を移動させるため足を組んで重心の偏りを解消するというわけです。

ここまで聞くと、座ったときのバランスをとろうとするだけで、特に悪い点はないように思えます。
 

しかし、長時間足を組み続けると、

下肢の血液やリンパ液の流れが悪くなる
骨盤がゆがむ
姿勢が悪くなる・猫背になる

など自分では気づかないうちに体への悪影響が出てくるのです。


関連参照
「むくみ」を知る
ヒザ痛改善する体操 
つまらんことでしょうか


2017年6月20日火曜日

日本人の朝食と弁当

昔から、日本人の朝食と弁当のおかずの定番のひとつがサケでした。

毎年、群れをなして川を上るサケは、沿岸の人たちにとって当てにすることができるご馳走でした。

大量に獲れるので日干しにしたり、塩引きにして保存し、次の秋にサケがやって来るまで大事に食べ続けたのです。

このため、サケは「秋味」とも呼ばれました。

そしておかずの定番となり、和風スナックの名物、サケ茶漬けを生んだのです。
 
サケというと、まず思い浮かべるのは鮮やかなピンク色の身です。

実はこのピンク色の正体であるアスタキサンチンが、大きな注目を集めているのです。
 
なにしろ、抗酸化剤の王者といわれるビタミンEの何倍もの抗酸化作用もあり、ガンや認知症、動脈硬化などの原因となる、活性酸素を除去するパワーが極めて強いのです。
 
しかもアスタキサンチンは、女性の美しい素肌を維持するうえでも欠かせない成分で、紫外線によって発生しやすいシワやシミを防ぐ働きをしています。

サケやマスはもともとは白身の魚ですが、海でオキアミやエビなどを食べるうちに、色素成分のアスタキサンチンが蓄積されて鮮やかなピンク色になるわけです。
 
サケが過激に体を使いながら激流を上りきることができるのも、海水の中でアスタキサンチンを大量に体に蓄えていて、これにより激しい運動で発生する活性酸素の毒を防いでいるからなのです。
 
この色素成分によってサケは疲労を回復し、元気に産卵して遺伝子を残すことができるのです。

ですから、人間がサケを食べると、この成分のおかげで疲労が回復します。
 
赤色成分は産卵によってイクラヘも受け継がれ、紫外線から遺伝子をガードする役目を果たしています。
 
サケにはイライラや認知症を予防し、脳を若返らせる働きのDHA(ドコサヘキサエン峻)や、血液をサラサラにして血栓を予防し、高血圧の改善にも効果的といわれるEPA(エイコサペンタエン酸)なども、たっぷり含まれているのです。

サケの効果は平安時代から知られていて、有名な医術書『医心方』には
「気力を増すのに効果がある」とか、「脳の病気の治療に役に立つ」などとあります。

つまり、年をとるにつれて増加する脳卒中や認知症、あるいは、記憶力の低下といった脳の老化、衰えを防ぐ食材として知られていたのです。


2017年6月10日土曜日

脳卒中のサイン?

脳卒中とは脳血管障害ともいい、脳の血管が詰まって起こる脳梗塞や、血管が破れて起こる脳出血クモ膜下出血といった病気の総称です。

1960年の統計では、日本では脳梗塞が2割、脳出血が8割でしたが、2008年には脳便塞が6割、脳出血が4割という結果になっています。

これはライフスタイル、とくに食生活の変化によるところが大きいのです。

以前の日本の食事は野菜や魚が中心で、
一見ヘルシーに見えますが、実はとても多くのを使用していました。

そのため高血圧になる人が多く、高血圧は血管を硬くもろくするために、破れて脳出血を起こす人が多かったのです。

しかし、最近は脂質や糖分の多い西洋風の食事が増えてきました。

すると今度は、血液中にコレステロールや糖が多いドロドロ血液の人が増えます。

ドロドロ血液はまさに血管を詰まらせる原因となりますから、脳梗塞の人が増えるのです。

このように脳卒中はその時代の食生活と大きく関わっています。
 
現在の日本では、がん、心臓病、肺炎についで脳卒中は死因の第4位となっています。

しかも、そのうちの多くの人が何らかの介護を必要としています。

そして、脳卒中は寝たきりの原因の第1位でもあります。

一命は取りとめたものの、重い後遺症が残ったり、寝たきりになったりしてしまう人がいま非常に増えているのです。
 
しかし、普通の病気と違い何の前触れもないまま、ある日突然、半身に力が入らなくなったり、ろれつが回らなくなったり、今まで経験したこともないような頭痛に襲われます。

これらは脳卒中の前触れといわれてきましたが、すでに脳卒中の症状のひとつです。

この「脳卒中発作」を見逃さず、正しく対処することが、死や寝たきりからあなたを守る唯一の方法なのです。

関連参照
中高年からの筋肉作り  
つまらんことでしょうか